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「ギンイチモンジセセリ」 [日本の蝶]

〇ギンイチモンジセセリ(銀一文字せせり)
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・学 名:Leptalina unicolor
・科 名:セセリチョウ科
・亜科名:チョウセンキボシセセリ亜科
・属 名:ギンイチモンジセセリ属
・時 期:年2~3回、4月~8月
・分 布:北海道~九州
・大きさ:(前翅長)13-21mm
     (開張)26-32mm  
・生育地:草原、草地

<特徴>
 年2~3回の発生で、成虫は春から夏まで、平地から山地の草原や草地で見られるセセリチョウの仲間ですが、山地や寒冷地では年1回の発生となります。翅の表側は黒っぽく、裏側は、前翅では黒褐色から黄褐色、後翅では、黄褐色に白銀色の帯があります。また、ゆるやかにひらひらと飛ぶのが特徴です。幼虫は、イネ科植物(ススキ、エノコログサ、チガヤ、ヨシなど)を食べます。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、後翅裏側の白銀帯が、輝いて銀の一文字のように見えることから名付けられました。

<備考>
 春型と夏型がありますが、春型は銀一文字がくっきり出ます。

●環境省レッドリスト 準絶滅危惧(NT)

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「オオムラサキ」 [日本の蝶]

ranz6755.jpg〇オオムラサキ(大紫)

・学 名:Sasakia charonda
・科 名:タテハチョウ科
・亜科名:コムラサキ亜科
・属 名:オオムラサキ属
・時 期:年1回、6月~8月
・分 布:北海道西部~九州
・大きさ:(前翅長)43-68mm
     (開張)80-100mm
・生育地:西日本では主に山地、関東では平地から低山地の雑木林

<特徴>
 年1回の発生で、初夏に成虫が出現し、西日本では主に山地、関東では平地から低山地の雑木林などで見られるタテハチョウの一種で、国蝶となっています。翅の裏側は、淡黄色又は銀白色で地域差が見られ、前翅には暗色斑が見られます。翅の表側は、茶褐色の地に白黄斑があり、見る角度によっては紫色に輝いて見えますが、メスでは一様に茶褐色と白黄斑になります。また、雄雌共に後翅隅に赤斑があり、ワンポイントとなっています。大空を滑空し、とまるときは羽を閉じますが、時々開いてくれます。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキなど)を食べます。

<名前の由来>
 大(オオ)型の蝶で、オスの翅が紫(ムラサキ)色に光ることから名付けられました。

<備考>
 メスはオスより大きくなります。色彩も地域差があります。

●環境省レッドリスト 準絶滅危惧(NT)

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「コノハチョウ」 [日本の蝶]

〇コノハチョウ(木葉蝶)
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・学 名:Kallima inachus
・科 名:たてはちょう科
・亜科名:タテハチョウ亜科
・族 名:コノハチョウ族
・属 名:コノハチョウ属
・時 期:沖縄島では年3回、5月~10月
     八重山諸島では、ほぼ一年中
・分 布 :南西諸島(沖永良部島以南)
・大きさ:(前翅長)42-50mm
     (開張)70-80mm
・生育地:深い樹林帯

<特徴>
 南西諸島の沖永良部島、沖縄島、石垣島、西表島の深い樹林地帯に生息し、沖縄島では年3回発生し5月から10月、八重山諸島では、ほぼ一年中見ることができるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は、枯れた木葉のような感じに見え、表側は、光沢のある藍色の地に前翅のオレンジ帯と褄黒が目立ちます。幼虫は、キツネノマゴ科植物(セイタカスズムシソウ、オキナワスズムシソウなど)を食べます。

<名前の由来>
 羽の裏側が枯れた木葉(コノハ)のように見えるので、名付けられました。

<備考>
 季節型はありません。希少な蝶なので、沖縄県天然記念物に指定されています。

・環境省レッドリスト準絶滅危惧(NT)

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「ウラギンスジヒョウモン」 [日本の蝶]

〇ウラギンスジヒョウモン (裏銀筋彪紋)
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・学 名:Argyronome laodice
・科 名:タテハチョウ科
・亜科名:ドクチョウ亜科
・族 名:ヒョウモンチョウ族
・属 名:ウラギンスジヒョウモン属
・時 期:年1回、6月~7月、9月~10月
・分 布:北海道~九州
・大きさ:(前翅長)30-36mm
     (開張)60mm前後
・生育地 山地から平地の草原、河原など

<特徴>
 年1回の発生で、成虫は6月~7月頃あらわれますが、低山地では真夏には一時夏眠し、9月頃再び活動するタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に前翅には黒斑と白斑列、後翅には、中央に白色斑列があり、銀色の筋のようにも見えます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られますが、オスには前翅の表側に性標が2本あります。幼虫は、スミレ科植物(タチツボスミレなど)を食べます。

<名前の由来>
 彪紋(ヒョウモン)蝶で、羽の裏(ウラ)側に銀(ギン)色の筋(スジ)があるのでこの名前が付きました。

<備考>
 オスよりメスの方がやや大きいのです。近年減少傾向にあり、絶滅が心配されています。

●環境省レッドリスト 絶滅危惧Ⅱ類(VU)

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「アカセセリ」 [日本の蝶]

sirakab1.jpg〇アカセセリ(赤せせり)

・学 名:Hesperia florinda
・科 名:セセリチョウ科
・亜科名:セセリチョウ亜科
・族 名:アカセセリ族
・属 名:アカセセリ属
・時 期:年1回、7月~8月
・分 布:本州(中部山岳~関東北部山地)
・大きさ:(前翅長)14-19mm
     (開張)25-30mm  
・生育地:主に山地周辺の湿性草原など

<特徴>
 年1回の発生で、夏に成虫が出現し、本州の中部山岳から関東北部山地に局地的に生息していて、主に山地周辺の湿性草原などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は山吹色で、後翅には黄色斑が数個みられますが不明瞭な場合があります。表側は、橙黄色の地色ですが、オスでは前翅中央に黒っぽい明瞭な性標が走っています。草原を素早く飛びまわっているので、なかなかカメラには収まってくれません。幼虫は、カヤツリグサ科植物(ヒカゲスゲ)を食べます。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、赤(アカ)っぽく見えるところから名付けられました。

<備考>
 オスの表面の中央に明瞭な性標が現れます。:減少傾向が著しく、生息地は限定的です。

●環境省レッドリスト 絶滅危惧ⅠB類(EN)

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「オオイチモンジ」 [日本の蝶]

daiset02.jpg〇オオイチモンジ(大一文字)

・学 名:Limenitis populi
・科 名:タテハチョウ科
・亜科名:イチモンジチョウ亜科
・族 名:イチモンジチョウ族
・属 名:オオイチモンジ属
・時 期:年1化、6月~8月
・分 布:北海道、本州(東北南部~中部)
・大きさ:(前翅長)34-48mm
     (開張)70-80mm
・生育地:渓谷地など

<特徴>
 年1回の発生で、成虫は夏に北海道の平地から低山地や本州東北南部から中部地方の亜高山帯で見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に、白帯と黒の斑模様が見られます。翅の表側は、黒褐色の地に白い帯が目立ち、羽を開いているときには、1本の帯のように見えます。イチモンジチョウよりも大型で、後翅表側に橙色帯があるので区別できます。敏捷に飛びまわっていますが、オスは、時々路上での吸水活動を行うので、撮影チャンスがあります。幼虫は、ヤナギ科植物(ドロノキ、ヤマナラシ、アメリカヤマナラシなど)を食べます。

<名前の由来>
 大(オオ)型の蝶で、羽を開くと、前翅と後翅の模様が繋ながって、白い帯が、一(イチ)の文字(モンジ)のように見えるのでこの名が付きました。

<備考>
 減少傾向にあります。

●環境省レッドリスト 絶滅危惧Ⅱ類(VU)

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「クロシジミ」 [日本の蝶]

tarugu13.jpg〇クロシジミ (黒小灰)

・学 名:Niphanda fusca
・科 名:シジミチョウ科
・亜科名:ヒメシジミ亜科
・族 名:クロシジミ族
・属 名:クロシジミ属
・時 期:年1回、7月~8月
・分 布:北海道~九州
・大きさ:(前翅長)17-23mm
     (開張)40mm前後
・生育地:クヌギやコナラの雑木林、草地など

<特徴>
 年1回の発生で、夏に成虫が出現し、北海道から九州のクヌギやコナラの雑木林、草地などで見られましたが、近年減少が著しくて絶滅した県も多く、分布は極めて局地的です。シジミチョウとしては大型で、翅の裏側は灰色地で、黒っぽい斑紋があります。表側は、オスが暗紫色で、メスは黒褐色です。幼虫は、アブラムシやキジラミの分泌物を食べ、3齢幼虫以降はクロオオアリから食物をもらう、特異な生育過程をたどります。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、黒(クロ)っぽいので、この名が付きました。

<備考>
 オスよりメスがやや大きいのです。

●環境省レッドリスト 絶滅危惧ⅠB類(EN)

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「キャベツ」 [蝶の食餌植物]

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〇キャベツ(アブラナ科)

・キャベツ
・学 名:Brassica oleracea L. var. capitata
・科 名:アブラナ科
・花 期:4月~5月
・分 布:日本各地
・大きさ:30-100cm
・生育場所:畑など

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<特徴>
 多年草で、葉は大きくて丸く、互生します。 葉が20枚ほどになると結球するようになり、 直径約20センチの偏球形となります。春に黄色い花を付けますが、栽培品種としては、1年性植物として収穫してしまいます。

<名前の由来>
 名前は英語(Cabbage)に由来しますが、さらにその語源は、フランス語の頭を意味するcabocheから来ています。

<備考>
 別名:かんらん(甘藍),タマナ(玉菜)

<食餌植物としている蝶>
 モンシロチョウ

minum820.jpg☆モンシロチョウ(紋白蝶)

・学 名:Pieris rapae
・科 名:シロチョウ科
・亜科名:モンシロチョウ亜科
・族 名:モンシロチョウ族
・属 名:モンシロチョウ属
・時 期:年6~7回、3月~11月
・分 布:日本全土
・大きさ:(前翅長)20-30mm
     (開張)44-46mm
・生育地:キャベツ畑など

<特徴>
 多化性で、成虫は春から秋まで、日本中で普通に見られるチョウで、最もなじみの深いものの一つです。翅の裏側は、白色からやや黄色みを帯びます。翅の表側は、白色地に黒斑があり、前翅先端の黒斑は三角形になります。野原や畑などを白っぽいチョウがフワフワと飛んでいて、いろいろな花にとまって蜜を吸ったりしています。幼虫は、キャベツやダイコンの葉を食するので、害虫にされています。モンキチョウのメスやスジグロシロチョウと見間違えることがあります。

<名前の由来>
 羽に紋のある白いチョウという意味で命名されています。

<備考>
 春型と夏型があり、春型は小型で黒っぽい感じがします

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「ニンジン」 [蝶の食餌植物]

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〇ニンジン(セリ科)

・ニンジン(人参)
・学 名:Daucus carota
・科 名:セリ科
・花 期:6月~7月
・分 布:日本各地
・大きさ:0.5-1m
・生育場所:畑など

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<特徴>
 畑に栽培される2年草で、多肉で黄赤色の根が地中にまっすぐ伸びます。根出葉を多数出していて、長い葉柄があり、葉身は細かく裂けています。初夏に、大型の複散形花序をなし、多数の白色5弁の小花をつけます。果実は、小さな長楕円形で多数の短い刺があり、2分果からなっています。

<名前の由来>
 根を人の頭や手足に見立てて、「人参(にんじん)」と呼んだのが由来だとされています。

<備考>
 昔から、根を食用とするために栽培されてきました。以前は、葉も食用にされていました。

<食餌植物としている蝶>
 キアゲハ

mino16809.jpg☆キアゲハ(黄揚羽)

・学 名:Papilio machaon
・科 名:アゲハチョウ科
・亜科名:アゲハチョウ亜科
・族 名:アゲハチョウ族
・属 名:アゲハチョウ属
・時 期:年3~4回、3月~11月
・分 布:北海道~九州
・大きさ:(前翅長)36-70mm
     (開張)90-120mm
・生育地:河川敷、畑地、草地など

<特徴>
 年3~4回の発生で、成虫は初春から晩秋まで、海岸から高山帯の河川敷、畑地、草地などで普通に見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黄色地に、黒い帯と線できれいな模様があり、後翅には、青または赤の紋も見られ、尾状突起があります。飛翔力が強く、元気に飛びまわるので、追いかけて撮影するのはたいへんです。幼虫は、セリ科植物(ニンジン、セリ、シシウドなど)を食べます。

<名前の由来>
 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、黄色っぽいので名付けられました。

<備考>
 春型と夏型があり、夏型の方がかなり大きいのです。

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「カタバミ」 [蝶の食餌植物]

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〇カタバミ(カタバミ科)

・カタバミ(片喰)
・学 名:Oxalis corniculata
・科 名:カタバミ科
・花 期:5月~9月
・分 布:日本各地
・大きさ:10-20cm
・生育場所:花壇、庭先、道端

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<特徴>
 多年草で、花は直径8mm位の5弁の黄色、散形状に咲きます。葉は、長い柄の先に3枚のハート形の小葉で細かい毛があります。

<名前の由来>
 葉が睡眠運動をし、夕方になって閉じると一片が欠けて見えるので、この名前がついたと言われています。

<備考>
 食用可能で、薬用効能がありますが、毒性も持っています。

<食餌植物としている蝶>
 ヤマトジシミ

sibak501.jpg☆ヤマトシジミ (大和小灰)

・学 名:Pseudozizeeria maha
・科 名 :シジミチョウ科
・亜科名:ヒメシジミ亜科
・族 名:ヒメシジミ族
・属 名:ヤマトシジミ属
・時 期:年数回、3月~11月
・分 布:本州~沖縄
・大きさ:(前翅長)9-16mm
     (開張)20-28mm
・生育地:道端、野原、庭など

<特徴>
 多化性で、成虫は早春から晩秋まで、草地や人家周辺で普通に見られる、小型のシジミチョウです。翅の裏側には、灰色地に黒い斑紋列が見られます。表側は少し光沢のある空色ですが、メスは黒っぽいものが見られます。地表近くを忙しげに飛んで、シロツメクサなどで吸蜜していますが、動きが速いのでなかなかシャッターを切らせてくれません。幼虫はカタバミを食します。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、日本(ヤマト)に広く分布していることから名付けられました。

<備考>
 カタバミのあるところに出没します。本土亜種と南西諸島亜種があります。

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