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「クスノキ」 [蝶の食餌植物]

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〇クスノキ(クスノキ科) 

・クスノキ(樟、楠)
・学 名 Cinnamomum camphora
・科 名 クスノキ科
・花 期 5月~6月
・分 布 本州(関東以西)、四国、九州
・大きさ 10-30m
・生育場所 山地、公園、街路樹など

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<特徴>
 常緑高木で、葉は長い葉柄があって互生し、革質の先の尖った楕円形で、表面には光沢があります。晩春に散形円錐花序を出して、白く淡い黄緑色の小さな花をつけます。実は球形で、黒く熟しますが、食用には適しません。

<名前の由来>
 全体に芳香があることから、臭し(くすし)から来たという説と樟脳を取ることから薬(くすり)の木が語源となったという説があります。

<備考>
 枝葉を蒸留して樟脳(しょうのう)を作り、防虫剤として利用する他、材は建築、船舶、家具、彫刻等に用いられました。近年は、枝葉がよく繁り、病虫害が少なく、生育しやすいので公園の緑化樹や街路樹として多く植栽されています。

<食餌植物としている蝶>
 アオスジアゲハ

☆アオスジアゲハ(青筋揚羽)minu17614.jpg

・学 名 Graphium sarpedon
・科 名 アゲハチョウ科
・亜科名 アゲハチョウ亜科
・族 名 アオスジアゲハ族
・属 名 アオスジアゲハ属
・時 期 年3~4回、4月~10月
・分 布 本州~沖縄
・大きさ (前翅長)32-45mm
     (開張)65-90mm
・生育地 公園、山地の照葉樹林、海岸付近など

<特徴>

 年3~4回の発生で、成虫は春から秋まで、公園、山地の照葉樹林、海岸付近などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒褐色地に青緑色の帯が目立ちます。飛翔力が強く、元気に空高く飛んでいくのを見かけます。幼虫は、クスノキ科植物(クスノキ、ヤブニッケイ、タブノキなど)を食べます。

<名前の由来>
 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、羽に青緑色の筋(アオスジ)が目立つので、名付けられました。

<備考>
 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。

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